さまざまな鹿児島茶。上質の深蒸し茶がとれる【大根占】のご紹介

産地

大根占(おおねじめ)は、鹿児島県の大隅半島に位置する町です。温暖な気候と火山灰が形成した大地を利用して、上質の深蒸し茶を生産しています。肉厚なのに柔らかい茶葉をしっかりと深蒸しすることで、甘味たっぷりのお茶になるんですよ。

味はもちろんのこと、大根占のお茶は大変美しい色が特徴で、「緑のダイヤモンド」と呼ばれることもあるんだとか。豊かな自然あふれる大根占の魅力をご紹介します!

大根占の深蒸し茶とは?

大根占は海岸部に位置し、温暖な気候が特徴です。日本で最も早い時期に新茶を収獲することができるのも魅力のひとつ。大根占のお茶は奥深い味わいとまろやかな甘味が特徴。透き通ったエメラルドグリーンが大変美しいので、ぜひガラスの器で入れてほしいですね。

水出しにしてアイスで飲むのもおすすめ。さらに渋味が少なくなり、まろやかなコクと甘味で、さわやかな緑茶を楽しむことができますよ。

大根占のお茶は「大根占茶」と呼ばれ、高値で取引されることが非常に多いんだとか。その理由はもちろん品質の良さ。希少性も高く、なかなか見つけることが難しいかもしれません。全国的にもファンが多い上質のお茶ですので、もし見つけたらぜひお試しくださいね♪

大根占ってどんなところ?

鹿児島湾に面した大根占。夕日の美しさは評判で、季節を問わず県外からも多くの観光客が訪れる名所です。自然豊かなキャンプ場もあり、夏には多くの家族連れでにぎわいます。

大根占から少し足をのばすと、パワースポットとしても人気のある神川大滝公園に到着します。公園内の大滝は幅30メートル、高さ25メートルという壮大なロケーション。「虹のつり橋大滝橋」までのぼると、神川大滝を上から見下ろすことができ、まさに空中散歩を楽しめます。

大根占の沿岸部は一年を通して温暖な気候で過ごしやすいところですが、少し離れて山間部へ入っていくと積雪があるというほどの標高差。この豊かな大自然こそが大根占や錦江町の魅力といえるでしょう。潮風にはぐくまれた大根占茶、一度飲んでみたいですね。

大根占の歴史

大根占町は2005年に隣接する田代町と合併し、鹿児島県肝属郡(きもつきぐん)錦江町(きんこうちょう)となりました。このあたりでは縄文時代の遺跡が出土するなど、当時からの定住が見られるんだとか。西暦713年には大隅国が設置されていたといい、平安時代には荘園として支配されるようになったそうです。

江戸時代のころに「大根占」と呼ばれるようになり、明治維新のときに「大根占村」となりました。大変古い歴史を持つ大根占には、古代日本を思わせる風景がいまでもたくさん残っています。大根占茶も、長い歴史をつむいできた歴史あるお茶なのかもしれませんね。

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