緑茶(煎茶)、ウーロン茶、紅茶など、お茶にはカフェインがふくまれています。カフェインは集中力を高めたり、体脂肪燃焼を助けるはたらきがあります。
いっぽうで、カフェインを取ると目が冴えて眠れなくなってしまう、胃の調子が良くないなど、体質的にカフェインが苦手な方も。
そんな方におすすめなのがほうじ茶です!煎茶と同じくチャノキの葉が原料なのに、ほとんどカフェインをふくまない、体に優しいほうじ茶。高いリラックス効果など、ほうじ茶について詳しく解説します。
ほうじ茶とカフェイン
ほうじ茶も煎茶も、チャノキの葉を原料としていますが、ほうじ茶にはほとんどカフェインがふくまれていません。その理由は、ほうじ茶の製法にあります。
ほうじ茶とはそもそも、煎茶の茶葉を焙じた(ほうじた)もの。もとは質の落ちた茶葉や、あまり上質でない茶葉を乾煎り(からいり)することで、香ばしい香りを引き出し、出来立ての美味しさを楽しんでいたのです。
そして煎茶葉を焙じるとき、揮発性のカフェインが飛んでしまいます。そのためほうじ茶にはカフェインが少ないのです。
カフェインは胃腸に刺激を与えることがあります。ほうじ茶にはカフェインがほとんどふくまれませんので、病中病後にもおすすめ。病院の入院食としてほうじ茶が出てくるところも多いですね。
また、ほうじ茶はカフェインだけでなくタンニンも揮発しています。これらは苦味・渋味成分に当たるので、小さなお子さまでも楽しめるんですね。
ほうじ茶とリラックス効果
煎茶やほうじ茶には、テアニンといううま味成分がふくまれています。テアニンは、脳波にはたらきかけてストレスを緩和し、リラックスさせる効果があります。
そして、ほうじ茶だけにふくまれるピラジンという成分。これはほうじ茶独特の香ばしい香りの元になっており、煎茶葉を焙じるときに生成します。ピラジンの香りには血流を促し、働きすぎた脳を落ち着かせる効果があるのだとか。
テアニンとピラジンのダブル効果で、ほうじ茶を飲むとリラックスできるんですね♪
まだまだある!ほうじ茶の健康パワー
脂肪分解作用
ほうじ茶は、油分をさっぱりと洗い流してくれる効果があります。これは煎茶・ほうじ茶にふくまれるカテキンの効能。カテキンには脂肪を分解するはたらきがあるからなんです!
ほうじ茶はクセがなく、どんな食事とも良く合うので、食後のお茶としてもピッタリですね♪
ビタミンCが豊富
ほうじ茶にはビタミンCがふくまれています。
一般的に、ビタミンCは熱に弱く、加熱すると壊れてしまうことが多いのですが、煎茶やほうじ茶にふくまれるビタミンCはカテキンに守られています。カテキンが熱からビタミンCを保護するので、煎茶やほうじ茶のビタミンCは壊れにくいのです。
ビタミンCは、美肌や風邪の予防に効果があるとして有名。ほうじ茶を飲んで、体の中から健康になりましょう!
冷え性改善
ほうじ茶にふくまれるピラジン。ピラジンの香りをかぐと、血流がよくなり体があたたまる効果があります。そのため寒い季節や、冷え性の方におすすめ!
ほうじ茶を飲むとポカポカと内側から温まってくる感じがするのは、ピラジンの効能だったんですね。
ほうじ茶の美味しい入れ方
ほうじ茶の特徴は、なんと言っても香り!ほうじ茶の香りにはリラックス効果、血流をよくする効果がありますので、香りが立ちやすい入れ方がいいですよね。そのためには高温のお湯で入れるのがベストです。
高温のほうじ茶を楽しむには、急須(きゅうす)や湯のみ、カップを温めておくのがおすすめです。
茶葉の量は、普段、煎茶を入れるときよりも、少し多めを意識しましょう。
沸騰したてのアツアツのお湯を注ぎ、30秒ほど蒸らしたらOK。お湯を冷ましたりせず、蒸らし時間も少なめなので、思い立ったらすぐ飲めるのも、ほうじ茶の良いところですね!
急須からほうじ茶を注ぐときは、最後の一滴まで絞り切るようにしましょう!最後の一滴に美味しさがギュッと詰まっています。
おすすめのほうじ茶
すすむ屋茶店【ほうじ茶】
すすむ屋茶店のほうじ茶は、新芽の根元の中でも大きなものを選りすぐり、焙煎しています。そのため特に香りが強く、さっぱりとした懐かしい味わいを楽しむことができます!
しかも新茶(一番茶)を使用しているので、新鮮で良質の栄養素がギッシリ詰まっていますよ♪
30年以上も稼働している焙煎機により、フワッとした茶葉に仕上げました。お子様から大人まで、みんなで楽しめる一品です。
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すすむ屋茶店【くきほうじ茶】
すすむ屋茶店のくきほうじ茶は、新芽の茎(くき)の部分だけを茶色くなるまでこんがりと焙煎したほうじ茶です。
ほうじ茶といえば、香ばしい香りと、さっぱりとした味わいが特徴ですが、すすむ屋茶店のくきほうじ茶は、優しい甘味を感じる人気のお茶です。
茎は、茶葉を収獲するときに生じる「出物」ですが、実は葉の部分よりも香り成分が豊富に含まれており、香りが大事なほうじ茶には適した部分。北陸地方など、茎茶の方が高級品とされている地域もあります。
すすむ屋茶店の高級な味わい、一度お試しください♪
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