すすむ屋茶店でお取り扱いしている【スタジオプレパ ティーポット】は、ガラスのボディに竹製、もしくはアケビ製の持ち手が付いた土瓶タイプのポットです。
一見シンプルに見えますが、細かな心配りを実現したこだわりのつくりになっています。
スタジオプレパ ティーポットとは?
スタジオプレパ ティーポットは、薄くて軽い耐熱ガラスのティーポットです。容量たっぷりの500mlですので、一度にたくさんのお茶を入れることができます。
ガラス製ポットのよいところは、茶葉がゆっくりと開いていく様子を観察できるところですよね。スタジオプレパ ティーポットなら、大きな花をゴロンと入れる台湾茶にもピッタリ。まるで工芸品のような美しさです。
容量が大きいと、その分重さも心配ですが、スタジオプレパ ティーポットは軽くて繊細な設計になっているので、たっぷり入れても軽くて扱いやすいのが特徴。
土瓶のように持ち手が上についているので、想像以上の注ぎやすさを感じるはずですよ。また、天然の植物素材の持ち手になっているため、お湯を注いでも熱くなりません。
注ぎ口はツンととがっており、お湯切れもよいです。フタの裏には小さなツメがついており、傾けると内側に引っかかるようになっています。フタが外れてしまうのを防いでくれているんですね。
また、注ぎ口の付け根にコイル状の茶こしを差し込むようになっており、ガラスポットの美しさを邪魔せずに高い機能性を実現しました。茶こしは取り外し可能なので、お手入れもカンタンです。お茶の時間を、ゆっくりと目でも楽しみたいという方にピッタリのポットですよ。
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スタジオプレパ ティーポットのお取り扱いについて
スタジオプレパ ティーポットは、耐熱ガラス製です。電子レンジ・直火・IH・オーブン食器洗浄機は不可となっています。あらかじめご了承ください。
土瓶(どびん)とは?
一般的な急須(きゅうす)やティーポットなどと異なり、本体の上側に持ち手がついているのが特徴です。持ち手が上にあることで、比較的大容量を扱うのに適しています。
陶器製の土瓶などは直火にかけられることもありますが、スタジオプレパ ティーポットは直火不可です。
スタジオプレパ ティーポットはひとつひとつ手作り
スタジオプレパ ティーポットは、ひとつひとつ手作業で作られています。そのため全く同じものは存在しません。それぞれが世界にひとつのティーポットです。
手作りなので、ゆがみ・気泡・キズが見られることも。ですが、これこそ手作りならでは。あなただけの一品をかわいがってあげてくださいね。
繊細なガラスには、武骨な天然素材の異素材をミックスさせることで、どこかで見たようなポットではなく、スタジオプレパ ティーポットだけの存在感を放ちます。
持ち手の素材はアケビもしくは竹を選べます。アケビは白っぽくてなめらか。竹はゴツゴツした風合いで、使い込むとツヤが出てくる飴色です。いずれも天然素材なので、割れ・ささくれ・トゲ・色ムラなどがあり、自然な風合いを楽しむことができます。
スタジオプレパとは?
スタジオプレパとは、長野県にある吹きガラス工房です。デザインから製作まで、すべてご夫婦二人で行っているんだとか。できるだけシンプルで、機能性や素材感を素直に表現した器を作っています。
スタジオプレパ ティーポットは、デザインをお二人が担当し、製作は耐熱ガラス職人に依頼しているとのこと。お二人でしか作れないものを追求しているんですね。
吹きガラスとは?
吹きガラスとは、古くから伝わるガラス加工技術で、紀元前1世紀ころに発明されたと言われます。
高温でドロドロに溶かしたガラスを、長~いストローのような「吹き竿」の端に巻き取り、反対側から息を吹き込んで成形します。
まるで風船を膨らますような作業工程は、テレビや動画サイトで見たことがある方も多いと思います。これは「宙吹きガラス」というもので、ガラスが垂れ落ちないように竿を回転させながら、息を吹き込み、形を整えていきます。
いっぽう「型吹きガラス」は、竿につけたガラスを形に差し込み、その状態で息を吹き込む方法です。同じ型を使うなら同じものをいくつも作れそうな気がしますが、ガラスを吹いたときの力加減や温度、時間などが影響し、手作りならではの差異が生まれます。吹きガラスに比べると、角のあるデザインでも作りやすいのが特徴です。
吹きガラス技法は現在でもガラス加工の基本といわれています。ガラス加工にも機械が導入されましたが、違うのは人が息を吹き込むか、機械が息を吹き込むか、の違いだけ。あなたの食卓にのっているグラスも、吹きガラスで作られたものかもしれませんね。