今年のバレンタインデーも目前です。毎年、この時期はお菓子メーカーが熱戦を繰り広げますので、デパ地下に出かけるのが楽しみな方も多いのではないでしょうか?
ところでみなさん、バレンタインデーといえばチョコですね!チョコといえば、何を一緒に飲みますか?コーヒー?紅茶?お酒とおっしゃる方もいるかもしれませんが…実はチョコには日本茶が一番合うんです!ご存知でしたか?
日本茶とチョコの美味しい関係をご紹介します!
チョコに一番合うのは緑茶!
チョコと緑茶のペアリングに驚いた方もいるかもしれませんが、思い出してください。抹茶チョコレートやほうじ茶チョコレートって、食べたことありませんか?抹茶やほうじ茶も、日本茶です。日本茶とチョコって、意外にも相性がいいんです!
実は「チョコに最も合うのは緑茶か水」と言った人がいます。それはショコラティエの巨匠 ピエール・マルコリーニ氏。ベルギー出身の彼はパティシェをはじめとする4つのディプロマ(職人資格)を持っており、世界のトップに君臨するショコラティエなのです。日本国内にも7つの店舗を持っているので、ご存知の方も多いと思います。
ショコラティエとは、チョコレート専門の菓子職人のこと。さらにベルギーと言えば、チョコレート王国として有名です。チョコレート界のプロ中のプロが、チョコに緑茶が合うと言うのは、一体なぜなのでしょうか?
チョコレートの美味しさのひみつ
チョコと緑茶の相性が良いのは、チョコレートの美味しさに理由があります。チョコレートは口にふくむとゆっくりと融け、様々な香りがあふれてきます。甘味ばかりでなく酸味、渋味、苦味など複雑な味わいがあったり、一方でパリッとした固い食感を味わうのも楽しさのひとつ。
さて、ここにコーヒーを合わせるとしましょう。コーヒーはまずこうばしい香りを感じて、次に苦味・甘味・酸味など様々な味わいを感じます。コーヒーとチョコの美味しさは、比べてみるとよく似ていることが分かるでしょう。
しかし似ているということは、互いのデメリットを引き立て合ってしまう可能性があります。本来は美味しさを引き立てる苦味や渋味が、互いに引き立て合って強く感じられてしまい、「けっこう苦い」「けっこう渋い」といった印象になってしまうのです。
緑茶とチョコの相性
一方、緑茶は優しい香りと柔らかい味わい、そしてうま味。チョコレートとは一見して異質ですが、異質だからこそ、チョコレートの美味しさを上手に引き立て、苦味・渋味すらも美味しさの成分にしてしまうのです。
チョコに緑茶を合わせることで、普段は感じないチョコレートのうま味、さわやかさ、酸味を感じることができるでしょう。同様に、緑茶の甘味や優しい香りをいつもよりも強く感じるため、お互いに新しい発見があるはずです。
緑茶とチョコの美味しい食べ方
チョコレートの美味しさは、やはりあの口どけにあります。もし冷えてカチカチになっていたら、室温に戻してから食べるのがベスト。ゆっくり、まったりと味わってくださいね!
緑茶と合わせるならダークチョコレートがおすすめです。チョコレート本来の美味しさをより強く表現したダークチョコレートなら、緑茶との相性が最高になります。
ミルクチョコレートと緑茶を合わせたら、チョコの甘さが和らぎ、緑茶のキリッとした渋味が引き立ちます。さわやかなチョコレートタイムを味わえるはずです。
ほうじ茶とチョコの美味しい食べ方
ほうじ茶はこうばしい香りが特徴なので、香ばしいチョコレートとの相性は抜群!チョコレートのこうばしさと重なりすぎないように、甘めのミルクチョコレートを合わせるのがおすすめです。
紅茶とチョコの美味しい食べ方
緑茶はお茶の葉っぱから作られる飲み物ですが、同じくお茶の葉から作られるものに、紅茶があります。原材料が一緒なのだから、相性が悪いわけがないですよね!
紅茶とチョコを合わせると、芳醇な紅茶の香りをより強く感じつつ、香ばしい味わいに気が付くはず。チョコレートにはフルーティな香りと酸味、みずみずしさを発見できます。
ホワイトチョコレートは甘さを感じるお茶との相性がいいので、フレーバーティーなどを合わせるのもおすすめです。
お茶はチョコとの相性もバッチリ!
日本では食後、おやつタイム、色んなシーンに、切っても切り離せない日本茶。ですがチョコレートと合わせるというのは意外だったのではないでしょうか?
とはいえ、抹茶チョコレート、ほうじ茶チョコレートがあるように、チョコとお茶はお互いの良さを知っています。日本茶とチョコを合わせることで、いまだめぐり会ったことのない新しい発見に出会えるのではないでしょうか。今年のバレンタインは、お茶と一緒に楽しんでくださいね!