お茶(日本茶)の保存ってどうすれば?正しい方法教えます!

コラム

突然ですがみなさん、ご家庭にあるお茶は、どのような状態で保存されているでしょうか。茶筒に入れた茶葉はいつ開封したものですか?買った袋の口をくるくるっとまとめて洗濯ばさみで留めている方も多いのでは??

これを聞いてどきっとしたあなた。せっかく良いお茶があっても、保存方法が悪ければそのおいしさは、どんどん損なわれていしまいます。

お茶は自分で買うのはもちろん、贈り物でいただくことも多いため、いくつか仕舞い込んでいる人も多いはず。ではどのように保存するのが、正しいのでしょうか?ここではお茶をおいしく飲むための保存方法をお教えします!

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お茶(日本茶)は保存方法で品質が変わる

お茶は、保存方法一つで品質が大きく変わってしまいます。 お茶は乾燥しているから長く持つ、と思っている方も多いですが、茶葉は水分含有量3パーセント程度まで乾燥させているため、空気中の湿気を吸収しやすいのです。

お茶が湿気を吸収すると酸化しやすくなり、茶葉の色ツヤ、入れたときのお茶の色、香り、味などが落ちてしまいます。高温の状態にあるのも酸化を加速させる要因の一つ。

お茶は光(紫外線)、酸素、熱の影響を受けて変質してしまいます。直射日光や蛍光灯の光に当たることで酸化が進み、カテキンやビタミンCなどの栄養素が破壊されるほか、色も悪くなってしまいます。お日様の香りが移ってしまうのも良くありません。

さらに周囲の香りを吸収しやすいので、香りの強いものと一緒に保存するとお茶本来の味や香りに影響してしまいます。

お茶って実はとってもデリケートなんです。

お茶の保存方法

ではいったいお茶は、どうやって保存するのがいいでしょうか?

基本的にお茶の保存方法は開封前と開封後で保存方法は違います。それぞれをご説明していきます。

開封前は冷蔵庫や冷凍庫

開封前のお茶は冷蔵庫で、保存するのがオススメです。開封前のお茶の袋ごと、冷蔵庫や冷凍庫に入れましょう。空きスペースがあるなら香りが移りにくい冷凍庫もオススメです。

実際に大量のお茶を扱うお茶工場では、大型冷蔵庫(冷凍庫)で、お茶を真空状態にして保存しているんですよ。

冷蔵庫から取り出した冷たいお茶は、開封時に結露してしまうのを防ぐために、開封前には必ず常温に戻しましょう。折角、保存したお茶が水分を含んでしまい味や香りが落ちてしまいますので要注意です。

開封後は常温で茶缶やパックに

一度開封したお茶は茶缶(茶筒)に移すか、袋の空気を抜いてしっかりとチャックをした後に、常温で保存してください。さらに脱酸素剤や乾燥材などを一緒に入れておくのがおすすめ。お茶の変質を避ける為、直射日光を避け、なるべく涼しい所に置きましょう。光を通さない袋や容器に入れておくのもポイントとなります。

お茶のパッケージの裏に、よく「冷暗所に保存」と書いてあるから、冷蔵庫でもいいのでは?

と思うかもしれませんが、開封したお茶は冷蔵庫を避けた方がいいです。開封したお茶は、きちんと封をして空気を抜いたつもりでも、ほんのわずかな隙間から他の食品の香りが移ってしまいます。それだけお茶は、匂いを吸収しやすいのです。

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お茶の保存期間は?

お茶には賞味期限があります。お茶の賞味期限は、種類やメーカーにもよりますが、一般的に半年から一年とされています。ご自身の普段使う量にあったものや、なるべく少量でパッケージされたものを購入するようにしましょう。

袋から開封したお茶は、賞味期限にいくら余裕があってちゃんと保存をしたとしても、少しずつ鮮度が落ちていきますので、開封後は2週間程度で飲み終わるのが目安です。お茶のおいしいうちに、召し上がってくださいね。

お茶が古くなってしまったら?

お茶の保存に気を付けていても、うっかり古くなってしまうことがあると思います。そんなときは、フライパンでカラ炒りしてほうじ茶にするのがおすすめです。におい移りしてしまったお茶でも、加熱することで余計な香りが飛び、ほうじ茶の香ばしい香りを引き出すことができます。

ただし、自家製ほうじ茶は傷みやすいので、作った分はその日のうちに飲み切ってくださいね。

ほかに、うがい用として利用したり、脱臭剤として再利用する、お料理の臭み取り、お掃除、植木の肥料など…生活に役立つ使い方もありますので、ぜひチェックしてみてくださいね。

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お茶の保存容器は茶筒・茶缶がオススメ!

お茶の保存容器は、密閉性が強く光が遮断できるものがいいです。パックでもいいですが、透明なパックが多く、光を遮断できません。遮光性と密閉性を満たしているものと言えば茶筒・茶缶です。

さまざまな茶筒・茶缶が売られていますが、1~2週間分のお茶に合ったサイズを選びましょう。

大きすぎる茶筒・茶缶だと、その分空気に触れる面積が大きくなってしまうからです。そしてできるだけ密閉性の高い、中蓋が付いていたり、パッキンが付いていたりするものがおすすめ。

脱酸素剤などがあると、さらに酸化を抑えられます。ただ、茶筒・茶缶は完全密閉ではないため、長期保存には向いていません。なるべく早めに消費するようにしてくださいね。最後におすすめの茶缶をご紹介します!

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様々な種類のお茶を楽しむ為に必要なキャニスターを磁器で作りました。密閉性が高く、珈琲豆やパスタの保管にも最適です。
手塗り+手作りのブリキ缶は浅草の職人によるものです。
真鍮でつくられた茶筒。使っていくうちに経年変化し手愛着がわいてきます。

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