おいしいお茶を楽しんだ後の、茶殻(出がらし)。どうしてますか?そのまま捨てている…という方が多いかと思いますが、出がらしには再利用方法があるんです!
畳の部屋が多かったころは、茶殻を畳にまいて、ほうきではく…といった掃除方法がありました。茶殻がホコリを吸着し、茶葉の消臭パワーでお部屋がスッキリピカピカに!近年では畳がない家庭も増えたのではないかと思いますが、それでも茶殻には、まだまだ秘めたるパワーがありますよ。
なお、緑茶だけでなく紅茶の茶殻でもOKです。それでは茶殻の活用法、ご覧ください!
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茶殻を再利用したお掃除法!
ティーバッグのように手軽にお茶を入れられる「お茶パック」を利用すると、家じゅうあちこちピカピカにできちゃいます。オススメはシンクや蛇口、まな板など、キッチンまわり。お茶パックに出がらしを入れて、そのまま磨けばOK!お風呂場や洗面台、電子レンジの庫内のお掃除にも便利ですよ♪
ふきんやぞうきんに茶殻を包む方法もあります。ギュッと固く絞ったら、そのまま床やテーブルを磨きます。茶葉には殺菌・消臭効果もあるので、みんなが触れたり歩いたりするところにベスト♪ドアノブや玄関にもいいですね!
鉄器のお手入れに使うとサビ止めの役割にも。茶殻はもともと食品なので、食器やキッチンでも安心して使えますね♪
茶殻を使った消臭法!
お茶を入れたすぐあとの茶殻は、水分を含んでしっとりしています。これを小皿に入れて電子レンジで加熱すると、庫内の消臭になりますよ。フライパンで茶殻を炒ると、しつこいニオイも消すことができます。
同じように、魚焼きグリルに茶殻を敷き詰めておくのもよい方法です。あらかじめアルミホイルを敷いて、その上に茶殻を広げておけば、お掃除のときにアルミホイルごとポイっと捨ててしまえばOK。消臭にもなるし、お掃除も手軽になる素晴らしいアイディアですね!
茶殻を乾燥させたら、さらに色んなところで消臭パワーを発揮します。小皿に入れて玄関や靴箱に置いたり、お茶パックに入れるとブーツやスニーカーの消臭にも使えますね。湿気の多いタンスや押し入れ、冷蔵庫に入れておくのもおすすめ。
ほかにも、灰皿に入れておく、ペットのトイレ砂に混ぜておく…といった方法も!
超簡単!乾燥茶殻の作り方
お茶を入れた後の茶殻を濡れたまま放置しておくと、すぐに傷んでしまいます。こうなっては抗菌や消臭効果も半減。茶殻を活用するまえに、乾燥茶殻を作っておくのがおすすめです。
茶殻を乾燥させるとき、もっとも手軽なのは天日干し!茶殻の水気を切ったら、新聞紙やザルに広げ、日当たりの良いところに置いておくだけです。数時間で乾燥茶殻になりますよ。
急いで乾燥茶殻を作りたいときは、電子レンジで加熱したり、フライパンで炒るのがおすすめです。
茶殻で美肌に!?
茶殻(出がらし)にはビタミンCも含まれているので、お風呂に入れて入浴剤代わりに使うのもおすすめ。テアニンにはリラックス効果、カテキンにはアンチエイジング作用があるので、美肌美人を目指せますね♪
ティーバッグであればそのまま、茶殻であればお茶パックやガーゼに包んでお風呂に入れます。顔や肌をやさしくなでるようにマッサージすると、つるすべ肌に!
また、茶殻を枕に入れておくと、香りによるリラックス効果・抗菌効果・脱臭効果と、さまざまなはたらきを持った優秀な枕が完成しちゃいます。
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茶殻は肥料にも!
茶殻は植木鉢やお庭の肥料としても利用できます!茶殻にふくまれるたんぱく質や繊維が天然の肥料になるんだとか。また、お茶に含まれるポリフェノールや、お茶の香り成分は、虫が嫌がるものが多く、茶殻をまいておくだけで虫が寄り付かなくなります。あらかじめ土と混ぜて発酵させておくと、さらに効果が高くなるそうです。
発酵しないと効果がないとする説もありますが、茶殻をまいて数日お日様に当たれば十分。効果が出るまでに時間がかかったり、植物の種類によっては茶殻と相性が悪いこともあるので、少量ずつから試してみるのがよさそうですね。
茶殻肥料の作り方
本格的に茶殻で肥料を作りたい!というプロ志向のあなたは、腐葉土・米ぬか・野菜くず・使用済み揚げ油などと茶殻を混ぜ合わせ、日光に数日当てましょう。このとき、雨がかからないように注意してくださいね。乾燥しすぎた場合は水を足してよく混ぜます。
茶殻肥料が完成するまでは、毎日よく混ぜ合わせましょう。数日混ぜ続けると、白いカビのようなものが出てきます。これが出たら発酵がうまくいっているサイン。混ぜ忘れると虫が発生しやすくなるので、新鮮な空気を混ぜ込んであげてくださいね。
茶殻肥料が発酵しているうちは、熱を発します。混ぜたり、水を加えたりしても熱が発生しなくなったら、茶殻肥料の完成です!お庭に、お野菜に、お花に、さっそく利用してみてくださいね。
茶殻でお料理!
茶殻には体に良い成分がたくさん残っています。ビタミンE、Aほか、お茶には溶けださない成分も、茶殻をそのまま食べてしまえば栄養を摂取できますね。茶殻を活用したレシピをご紹介します。
茶殻ふりかけ
乾燥させた茶殻を、塩、ごまなどと混ぜ合わせます。かつお節をくわえたり、ごま油で香りづけしたり、いろんなアレンジを楽しみましょう♪
完成した茶殻ふりかけを卵焼きに混ぜると、いつもとは一味違う品に。ぜひ試してくださいね!
茶殻でゆでて消臭!
茶殻には消臭効果があり、料理に活用すると卵や魚、肉の臭みを取り除いてくれます。ゆでたり、煮たりするときに、お鍋に茶殻を一緒に入れて使いましょう。そのまま入れてもいいし、お茶パックなどに入れておくのもいいですね。
茶殻を再利用して快適お茶ライフを楽しもう!
お茶を飲むたびに出る茶殻には、こんなにたくさん再利用の方法があるんですね。お茶を飲めば飲むほど、日々の生活もエコ&ハッピー!体に良くて、茶殻も再利用できちゃう。お茶の力って本当にすごいですね。
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