お家で抹茶を楽しもう!抹茶茶碗の選び方や種類を紹介します!

飲み方

最近ではインターネット販売などを利用して、誰でもかんたんに抹茶を点てる道具が手に入るようになり、おうちで抹茶を楽しむ方も増えています。

抹茶を点てるのに慣れてきたら、お客様を呼んでふるまったり、家族にごちそうしてみたくなりますね。しかし意外と悩んでしまうのが抹茶茶碗ではないでしょうか?どんな抹茶茶碗を選ぶのが良いか、解説します!

抹茶茶碗の種類

抹茶茶碗には、筒茶碗と平茶碗の2種類があります。

筒茶碗(つつちゃわん)は底が広くなっており、厚みのあるつくりになっています。そのため抹茶が冷めにくく、冬に使う茶碗です。

いっぽう平茶碗(ひらちゃわん)は、ご飯茶碗のように底が丸く、薄い生地で作られています。抹茶が冷えやすいので夏に使われます。口が大きくてお茶を点てたときの状態がわかりやすいことから、初心者向けにもよく使われています。

また、抹茶茶碗には絵柄がついていることも多いですね。絵柄で季節が表現されているものもあります。はじめは通年使用できるようなデザインにして、少しずつバリエーションをそろえていくのもいいと思います。

抹茶茶碗の選び方

抹茶茶碗をお茶会で使う場合はいろいろと決まり事もありますが、家庭で使う分にはあまり難しく考えなくても大丈夫。ただしだれかにお茶をふるまう際などは、抹茶茶碗にも気を使った方がいいでしょう。

たとえば高価すぎる茶碗や、形が奇抜なもの、古くて汚れたものなどはNG。気を使わずにお茶を楽しんでもらうためにも、基本はおさえておきたいですね。抹茶茶碗の選び方について、詳しく解説します。

お茶を点てやすい抹茶茶碗を選ぶ

お茶を点てやすい抹茶茶碗とは、茶筅(ちゃせん)が当たる部分が広くなっている茶碗のこと。また、表面の素材がツルツルだと茶筅がすべって泡が立ちにくいので、サラッとした手触りの茶碗がおすすめです。

同様にザラザラの茶碗、デコボコの茶碗では茶筅が引っかかってしまい、抹茶を点てにくいでしょう。特殊な形状の茶碗は上級者向けのものと心得て、まずは手ごろなものから選ぶのがいいですね。

筒茶碗は底が狭く、茶筅を振りにくいことが多いです。平茶碗でも、浅すぎると茶筅を振りにくくなります。最初は実物を見て確認するのが大事ですね。

片手で持てる抹茶茶碗を選ぶ

抹茶を点てるとき、飲むとき、いずれも片手で抹茶茶碗を持たねばならないシーンがあります。そのためあまり重すぎる茶碗や、大きくて手に余るような茶碗は適しません。

といっても、軽すぎる茶碗もダメ。軽い茶碗は薄い生地でつくられているので、熱いお茶を入れるとすぐに茶碗全体が熱くなってしまいます。熱くなっている茶碗を持つのは危ないですし、手をぴったりと添えることができません。

実際に手で持って確認するのがおすすめです。お茶を入れると重さが変わりますので、その分を計算して選びましょう。

高台が安定している抹茶茶碗を選ぶ

高台(こうだい)とは、お茶碗をひっくり返すとついている丸い輪っか状の部分です。

ときどき、高台がいびつで、置いたときにグラグラ、ガタガタしてしまうものがあります。高台が安定していないと、お茶を点てにくいですし、こぼしてしまう可能性もありますね。

高大が高すぎるもの、小さすぎるものも避けましょう。茶道では畳の上に抹茶茶碗を置くシーンがとても多いです。自宅のテーブルで楽しむだけでなく、畳の上でも、となると、なおさら安定感が重要ですね。

正面がわかりやすい抹茶茶碗を選ぶ

抹茶茶碗には、必ず正面があります。高台を見たときのように、茶碗をひっくり返すと、製作者の印・ハンコが押してあります。文字の向きを見たとき、上側に当たる面が正面となります。

お茶を飲むときは正面を相手に向けるのが礼儀。しかしお茶が入っていると、ひっくり返して正面を確認する…というわけにはいきません。ひっくり返さなくても正面がわかりやすいよう、絵柄がついているものがおすすめです。

無地やライン模様など、シンプルな抹茶茶碗は人気がありますが、どこが正面なのかわかりにくいことが多く、初心者には不向きですね。

お茶を楽しめる抹茶茶碗を選ぼう!

おすすめの抹茶茶碗について、こまごまとお話ししてきましたが、根底にあるのはいたってシンプル。「お茶を楽しめる抹茶茶碗であること」です。

お茶を点てやすく、冬は暖かく、夏は涼しくお茶を楽しめる。自分だけでなく、ほかのだれかが使うときも、気兼ねなくお茶を楽しむことができる。そんな抹茶茶碗が理想です。

とくに初めのうちは、実際に目で見て、実物を手に取って選ぶことも重要。きっと自分にピッタリの抹茶茶碗に出会えますよ!

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