少しづつ寒くなってきた今、美味しい日本茶の入れ方を学びましょう。

飲み方

日に日に冷え込みが厳しくなり、温かいお茶がますます美味しくなってきました。普段から美味しい日本茶を入れるには、どんなところに気を付けたらよいのでしょうか。少しづつ寒くなってきた今、改めて美味しい日本茶の入れ方を学びましょう!

美味しい日本茶の淹れ方~煎茶編~

まずは、基本となる煎茶の入れ方から学びましょう!煎茶とは、もっとも一般的な緑茶のひとつで、とくに日光をしっかり浴びたもののこと。「緑茶」「日本茶」と言うときは、だいたい煎茶を指していることが多いですね。煎茶の他には玉露、かぶせ茶といった種類があります。

煎茶を美味しく入れるには、熱めのお湯で。といっても、沸騰直後ではなく、少し冷ましたお湯(80度前後)が理想です。やかんから直に急須へ注ぎ入れる前に、別の容器へ移すのがおすすめ!別の容器に移すことで、10度くらい温度が下がります。湯のみに熱いお湯を注いで、湯のみを温めつつ、湯のみから急須へ注ぐ、という方法もありますね。

渋味が苦手な方は、もう少しお湯を冷ましてから入れてみてください。70度くらいのお湯になると、煎茶の個性を楽しみながら、渋味をおさえることができますよ。

このときは、できるだけゆ~っくり注ぎましょう。茶葉に直接お湯をかけないように、茶葉が自分から開いていくのを待ちます。その方が、茶葉の美味しさを存分に引き出せるんだとか。

振ったり揺すったりせず、じっくりと1分蒸らしたら、最後の1滴まで注ぎ切りましょう。「絞り切る」などと表現されることもありますが、これは最後の1滴が一番オイシイから!本当にギュウギュウと茶こしに押し付けたりして絞るわけではありませんので、ご注意ください。

最後の1滴を上手に絞るには、大きく振り切るのがポイント。始めは慣れないかもしれませんが、そんなに難しく考えず、自分らしい入れ方と味を楽しんでくださいね♪次第にコツをつかめるようになってきますよ!

煎茶と緑茶は何が違うの?

「煎茶」と言ったり「緑茶」と言ったりしますが、これは一体、何が違うのでしょう?これはむかし、緑茶葉を実際に煎じたものを「煎茶」と呼んでいたことに由来しています。

現在では茶葉を煎じることはなく、蒸したり乾燥させたり、といった加熱処理が行われるようになりました。さらに揉みという工程が加わることで、煎茶は鮮やかな緑色のお茶に進化!広く日本人に愛される、現在のような煎茶になったというわけです。

なお、「緑茶」とは、煎茶を含む日本茶全般のこと。煎茶もほうじ茶も抹茶も、みんな緑茶のひとつなんです。中でも、日本茶(緑茶)の8割以上は煎茶。日本人って、本当に煎茶が大好きなんですね。

「上級煎茶」は何が上級なの?

煎茶を選んでいると、ときどき「上級煎茶」「中級煎茶」といった表記を見かけることがあるかもしれません。煎茶は、茶葉を摘む時期や製造方法の違いで、含まれる成分の量が変わってきます。上級煎茶ほど、うま味成分や甘味成分を多く含んでいるんですね。上級煎茶の美味しさを引き出すには、70度くらいのお湯でいれるのがベスト。

「深蒸し煎茶」って何のこと?

深蒸しの名の通り、茶葉を蒸す時間を多めに取っているのが深蒸し煎茶。そのため煎茶よりも茶葉が細かくなり、お茶の色が濃く抽出されます。蒸らし時間は少し短めに。

美味しい日本茶の入れ方~ほうじ茶編~

ほうじ茶とは、茶葉を焙(ほう)じたものを言います。焙煎(ばいせん)と言うとわかりやすいかもしれませんね。

香りを立たせるために、熱湯や高い温度のお湯を使います。玄米茶、番茶なども同様の入れ方がオススメです。これらはいずれも、うま味・渋味成分が少ないので、高温のお湯を使っても雑味が生まれにくいのだとか。

せっかく熱いお湯で入れるので、湯のみや急須を温めておくのもポイント。湯のみや急須を温めるときに使ったお湯は捨てて、アツアツのお湯で入れましょう♪蒸らし時間は30秒がベスト。煎茶と同様、最後の1滴まで注ぎ切ってくださいね。

美味しい日本茶の入れ方~新茶編~

茶葉を生むチャノキは、芽吹くたびに茶葉を摘むことができます。冬の間は成長が止まり、じっと栄養分を蓄えるのですが…春が来てとうとう芽吹いた新芽を摘んだものが「新茶」。香りを楽しむためには80度、味わいを楽しむにはもう少し低めに70度くらいで入れるのもオススメです。

新茶は「一番茶」と呼ばれることもありますが、特に、摘み立ての茶葉をすぐに出荷したフレッシュなものを「新茶」ということが多いです。鹿児島茶など早い地域のお茶は3月下旬には出回り始め、4~5月が新茶のピーク。この時期しか味わえない、新茶特有のみずみずしさ、ぜひ味わってみてくださいね。

手に入れたら、できるだけ早めに飲み切ってしまうのも大事ですよ!

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