新茶を楽しもう!おいしい入れ方からアレンジレシピまで紹介します!

飲み方

2021年も、新茶の季節が到来しましたね!毎年、この時期を楽しみにしている方も多いのではないでしょうか?

新茶は、冬にたくわえられた栄養がギッシリ詰まっており、強い甘味・うま味を感じることができます。若々しく、みずみずしい、新茶だけの美味しさを心行くまで堪能しましょう!

新茶のおいしい入れ方から、新茶のアレンジレシピまで、新茶を余すことなく楽しむ方法をご紹介します!今だけの旬な味わい、ぜひ堪能してくださいね。

そもそも新茶とは?

新茶は、年が明けて最初に収穫されたお茶のことを言います。収穫してすぐに製茶が始まり、実際に私たちが新茶を飲めるようになるまで、3~4週間ほど。

ちなみに、お茶の木は冬が来るまで何度も新しい芽を出すので、新茶の次に収穫したものを二番茶、三番茶…と呼びます。これに対し、新茶は一番茶と呼ばれることもあります。

中でも、お茶が一番おいしくなるのは新茶(一番茶)です。これは、冬の間、芽を出さずに栄養をじっとたくわえ、寒さに耐えているから。春になって初めて芽吹いた葉には、冬の間の栄養が詰まっているからなんです。

新茶が、ほかの季節よりも濃厚な風味を持っているのは、冬の休眠期間があるからこそ。渋味・苦味は少なく、甘味・うま味が強いと言われます。ぜひ新茶を味わって、確かめてみてくださいね!

新茶のおいしい入れ方

収穫したばかりの新茶には、若葉のようにさわやかな香りがあります。あまり熱いお湯を使うと、新茶らしい香りが飛んでしまうので、少しぬるめのお湯で入れるのがオススメです。一度沸とうさせたお湯を70~80℃まで下げてから使いましょう。

お湯の温度を下げるには、別の容器に移すのが手軽です。ひとつ容器を移すごとに、10度ほど温度が下がると思ってください。お茶を入れる前に、急須と人数分の湯のみ(カップ)をあたためると、ちょうど70~80℃になりますよ。うま味・甘味をじっくり味わうなら70℃くらい、香りを立たせたいなら80℃くらいが目安です。

茶葉の量は、ほんの少し多めかな?くらいがオススメです。最初は1人あたりティースプーン2杯程度を目安に入れてみて、そのあとはお好みで濃さを調整しましょう。

急須にやさしくお湯を注いだら、30~40秒ほど待ちます。茶葉の種類や、品種によって抽出時間は違ってくるので、購入した茶葉のパッケージをよく確認しましょう。抽出が終わったら湯飲みに少しずつ注ぎ分け、最後の一滴まで絞り切ります。二煎目からは、お湯を注いだら待たずにすぐ、湯飲みに注いでOKです。

新茶の賞味期限は?

中には、新茶を大事に保管しながら、少しずつ飲む、という方もいるようですが、できれば開封して1か月以内に飲み切るのがオススメです。なぜかというと、新茶の美味しさは期間限定のものだから!

新茶ならではの香り、みずみずしさ、若々しさ…これらは時間の経過とともに失われてしまいます。新茶らしい美味しさを味わうなら、できるだけお早めに!!

新茶アレンジレシピ

注文した新茶が届いたら、ワクワクしながら早速一杯!お湯の温度を上げてみたり、下げてみたり、茶葉の量を増やしてみたり、減らしてみたり…。

色んな飲み方を試したら、食後にみんなで新茶を飲んだり、お菓子と一緒に新茶を味わったり…と、みなさんそれぞれ、色んな楽しみ方があるかと思います。

ですが、新茶の楽しみ方はそれだけじゃありません!ここからは、ちょっぴり変わった新茶の味わい方をご紹介します。

水出し新茶

水出しと聞くと、時間がかかりそうなイメージがありますが、氷を使ってすぐに飲める見出し新茶の入れ方をご紹介します!

急須に新茶の茶葉を入れたら、氷をたっぷり乗せます。その上から80~90℃のお湯を注ぎ、15秒ほど蒸らします。濃さが均等になるように、少しずつ注ぎ分ければ完成!

低温で入れることで、甘味・うま味成分が壊れず、濃厚な味わいを感じていただけますよ。また、時間が経つとお茶の色は変わりやすいものですが、水出し新茶は色が変わりにくいのも良いところ。鮮やかな緑色を楽しむため、ガラスの器に入れるのもいいですね!

茶殻チャーハン

新茶には、ビタミンCやテアニンを始め、様々な栄養がたっぷり詰まっています。しかし、お茶を入れても、そのすべてを飲めるわけではありません。お茶に溶けず、茶葉の中に残ってしまう栄養素もあるのです。

そこで!残った茶葉、つまり茶殻(ちゃがら)をお料理にしましょう!チャーハンに茶殻をチョイ足しして「茶殻チャーハン」にすると、お茶の風味があふれる春らしいチャーハンに大変身。新茶の茶葉は苦味・渋味が少ないので、アレンジしやすいですよ♪

茶殻のポン酢あえ

急須に残った茶殻にポン酢をかけるだけの、超簡単レシピです。茶葉を食べるのに抵抗がある方もいるかもしれませんが、おひたしを食べるような感覚で、パクパクいけちゃいます!お酒のおつまみにもピッタリのメニューです。ぜひお試しあれ!

この時期にしか味わえない新茶、意外にも色んな楽しみ方があるんですね。今だけしか味わえない美味しさ、思う存分楽しんでください!

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