お茶の消費量世界一はどこ?世界のお茶事情をご紹介します!

産地

お茶をよく飲む国は、どこでしょうか?紅茶の国イギリス?緑茶の日本?ウーロン茶の中国?

生産量でいうと、1位中国、2位インド、意外にも3位にケニアが続きます。普段は意識しない世界のお茶事情をのぞいてみましょう!

※ここで言う「お茶」とは、チャノキの葉や茎などを原料とした緑茶・ウーロン茶・紅茶などを指します。麦茶やマテ茶、ルイボスティーなどの茶外茶はふくみません。

お茶の消費量1位…中国(87万トン)

中国は、お茶の生産量・消費量ともに世界一の国。緑茶や紅茶だけでなく、白茶・青茶・黄茶・黒茶と、多彩なお茶が飲まれているんですよ。

それぞれどんなお茶なのでしょう?

まず緑茶からして、日本の緑茶とは少し違います。日本では、収穫した茶葉を蒸すことで発酵を止め、揉み・乾燥…と加工しますが、中国での緑茶は蒸さずに釜炒り加工が一般的。豆や草の香りがすると言われます。

中国の紅茶は、イギリス紅茶文化の影響を受けて発展したもの。キーマンやラプサンスーチョンなど、インドやスリランカで生産される紅茶とは一味違う、独特な風味が特徴ですね。

白茶とは、弱発酵茶に分類されるもの。芽吹いたばかりのお茶の葉は、表面が白いうぶ毛(白毛・白毫)におおわれています。成長するにつれて白毛は失われてしまいますが、白毛があるうちに収穫。弱く発酵したら自然乾燥させます。上品な香りと味わい、甘味のあるお茶です。

青茶とは、ウーロン茶に代表される半発酵茶のことです。発酵度が弱め~強め、焙煎度が軽め~重めなど、加工方法が多岐にわたることから、完成する青茶も実に千差万別。緑茶のような味わいの青茶から、コーヒーのような風味の青茶まで、数えきれないほどの種類があると言われています。

黄茶とは、「悶黄」と呼ばれる独自の発酵を経たお茶です。一般的に、茶葉は収穫されるとすぐに発酵を始めますが、加熱によって発酵は止まってしまいます。しかし黄茶は、まず釜炒り加熱によって一度は発酵を止め、加熱温度を下げることで、発酵が再開するのです。この状態の茶葉を熟成させたものが黄茶になります。

黒茶は、後発酵茶とも呼ばれています。茶葉が持っている酵素だけでなく、微生物を植え付けて乳酸発酵させたものが黒茶です。長期熟成させることで、ヴィンテージの値打ちが出るものも。プーアル茶などが黒茶に分類されます。

お茶の消費量2位…インド(80万トン)

インドは、ダージリン、アッサム、ニルギリをはじめ、紅茶の名産地として知られています。とくに北インドでの生産量・消費量が多く、日常的にチャイが飲まれます。

チャイとは、ミルクティーの一種。スパイスを加えて煮出したものも多いです。とても甘い味付けをされるので、のどを潤すというよりお菓子感覚で飲まれるのだとか。街に出るとチャイの屋台がたくさんあるほか、電車に乗るとチャイの車内販売もあります。

もともと、チャイはイギリス植民地時代に生まれたもの。イギリス本土へ輸出した残りの質の悪い茶葉を、なんとかおいしく飲もうとして、チャイになったと言われています。今ではインド独特の文化として根差し、チャイを飲まないと一日が始まらない、と言うそうです。

お茶の消費量3位…CIS諸国(25万トン)

CIS諸国とは、ロシアなど旧ソ連構成諸国のことを言います。ロシアは紅茶発祥の地とも言われ、お茶を愛する国。人々の生活にはお茶が根差しています。アジア諸国にも近いことから、緑茶の消費量も多くなっているようです。

「サモワール」と呼ばれる金属製の湯沸かし器には蛇口がついており、サモワールで紅茶を沸かすことも多いのだとか。つまり、蛇口をひねると紅茶が出てくるのです。ポットで緑茶を入れる感覚に近いかもしれませんね。

ロシアはじめCIS諸国は、寒さの厳しい地域でもあります。サモワールは湯沸かし器でありながら、暖房器具としての役割も備えているのだとか。サモワールを囲んでみんなでほっと一息つく時間を大切にしています。

お茶消費量4位…トルコ(14万トン)

トルコでは紅茶の消費量が多く、生産量も多い国。特に黒海沿岸のリゼ県での生産が主流です。国民もリゼ県産の「リゼ・ティー」を愛してやみません。中央がくぼんだチューリップのような形のカップは、チャイグラス、チャイバルダックなどと呼ばれています。

トルコではひんぱんにお茶会が開かれ、多い時には1日に20~30杯もの紅茶を飲むのだとか。フレーバーティーも人気があります。

お茶消費量5位…日本(13万トン)

世界のお茶消費量5位は、私たち日本です。緑茶をはじめ、紅茶、ウーロン茶など、日常的にさまざまなお茶に親しんでいますね。

緑茶の種類がたくさんあるのも、日本の特徴と言えるでしょう。煎茶、深蒸し茶、かぶせ茶、抹茶、ほうじ茶、玄米茶、茎茶…ほとんどのお茶を飲んだことがあるのではないでしょうか?身近にありすぎて気が付かないかもしれませんが、日本は緑茶の国と言っても過言ではありません。

最近では海外輸出用の緑茶も人気があり、有機栽培茶とともに、ぐんぐん伸びています。今後も世界における茶産地として、日本の果たす役割は重要になりそうです。

国内では、新品種の開発や、新しい緑茶の飲み方など、日本茶の新時代が切り開かれようとしています。今後とも日本茶に親しんでいきたいですね!

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