鹿児島・知覧茶の名産地【川辺】のご紹介

産地

清流に富んだ川辺(かわなべ)は、現在の南九州市にあります。2007年に知覧町・頴娃町と合併し、南九州市となるまでは「川辺茶」を生産していました。現在こそ「知覧茶」と名を変えましたが、その始まりは川辺茶だったかもしれません。

江戸時代の初期、川辺にあった宝福寺でお茶が栽培されるようになったのが始まりと言われており、品質の高さから江戸幕府御用達として重宝されたとか。知覧茶の名産地・川辺の魅力に迫ります。

川辺の知覧茶とは?

南九州市は九州の最南端に位置しており、年間を通じて温かいところです。日照時間も長く、早くから新茶が収獲できることでも知られます。その中でも、川辺は山や水に囲まれたすがすがしい地域。 気候や水に恵まれ、古くから農業・畜産業が盛んでした。

現在では桜島の火山灰が元となっている肥えた土壌を、さらに米ぬかで土作りしているんだとか。川辺の知覧茶は多くが深むし茶になっており、濃い緑色とまろやかな甘味が特徴です。

川辺ってどんなところ?

川辺といえば「清水(きよみず)」。川辺の地下には万之瀬川から大量の水が流れ込んでおり、桜島の火山灰がつくったシラス台地のいたるところから噴出して、湧き水となっています。

これを「清水の湧水(きよみずのゆうすい)」と呼び、日本名水百選、水の郷百選に選定されるなど、その清らかさは折り紙つき。川辺の住人は、水道の蛇口をひねると清水の湧水が出てくるというから驚きです。

水元神社や清水磨崖仏などの存在からわかるように、川辺の人たちは清水を大切にしてきました。清水がはぐくんだ川辺の知覧茶、ぜひお試しください。

川辺の歴史

知覧茶発祥の地と言っても過言ではない川辺では、江戸時代の頃からお茶を生産していました。といっても大規模なものではなく、それぞれの農家が畑と畑の間のスキマに少しだけ植える、といった程度で、あくまでも自家用だったんだとか。

それを釜炒りにしたり、囲炉裏(いろり)の火に当てたりして乾かしたりしたものを、手もみで仕上げ…まさに、現在の製法の原型ですね。

いち早く機械化に取り組んだのも川辺市です。1896年に鹿児島県で初めて「粗揉機(そじゅうき)」と呼ばれる製茶機械を導入しました。これは、茶葉を加熱しながら揉むことで、茶葉の形をそろえ、水分量を調節することができます。現在の粗揉機も基本的な機能は同じなんだとか。

清水にはぐくまれ、江戸幕府をうならせた川辺茶は、知覧茶、鹿児島茶の先駆けだったんですね。その精神とおいしさは、これからもずっと受け継がれていくことでしょう。川辺の知覧茶がますます楽しみですね。

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