【お勧めの品種茶(シングルオリジン)10選】品種茶・シングルオリジンのお茶ごとに異なる特徴をご紹介いたします。

お茶の種類

シングルオリジン、品種茶とは、たくさんの品種をブレンドしたお茶ではなく、ひとつの種類やひとつの茶園だけでお茶を楽しむことを言います。

シングルオリジンのお茶は、それぞれの品種だけが持つ特徴をストレートに味わうことができるので、従来のお茶とは一味違う新しい発見があることでしょう!シングルオリジンでおすすめの10種類をご紹介します。

シングルオリジン①さえみどり

さえみどりは、名前のとおり美しく冴えた鮮やかな緑色が特徴のお茶です。もともと渋味が少なく、誰が入れてもうま味があって美味しく、きれいな緑色のお茶になるため、ここ数年で人気が急上昇しています。

さえみどりは1990年に鹿児島県枕崎市にある茶業研究拠点で誕生、登録されました。霜に弱く、暑さには強いことから、鹿児島県や宮崎県など、温暖な地域でさかんに栽培されています。

テアニンやケルセチンなどの成分を多くふくむので、リラックス効果や血液サラサラ効果があると言われているんですよ。人気が高まるのもうなずけます。

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シングルオリジン②やぶきた

やぶきたは、日本茶の7割以上を占める品種です。やぶきたがこれだけ生産されているのは、味、香り、育てやすさなど、総合的に優れた品種だから。やぶの北側に植えられたため、やぶきたの名がついたと言われています。

この最初のやぶきたは現在でも元気に葉をつけており、静岡県の天然記念物に指定されています。やぶきたが発見されなかったら、今のような日本茶とは違っていたかもしれません。それくらい、やぶきたは日本茶の中で存在感の大きな品種なのです。

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シングルオリジン③あさつゆ

あさつゆは「天然玉露」と呼ばれることがあります。それは、玉露のような強い甘味・うま味を持っているから。アミノ酸を多くふくんでおり、上品な香りがあります。

お茶がとても鮮やかな緑色になり、渋味も少ないので、日本茶初心者の方にもおすすめですよ!アイスで飲んでも甘味・うま味を十分に感じることができます。

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シングルオリジン④おくみどり

おくみどりの「おく」とは「晩生(おくて)」の意味。やぶきたよりも一週間ほど遅れて成長すると言われます。

日本茶に限らず、農産品は晩生ではなく早生(わせ)が好まれるもの。早く出荷した方が、早くシェアを勝ち取ることができますからね。しかしおくみどりは、晩生なのに人気のある品種です。

そのヒミツは美しい緑色。抹茶としても人気が高く、クセのない控えめな味わいです。ほかの品種と相性もよく、ブレンドされることも多いですが、ぜひシングルオリジンで楽しんでみてください。ほかのお茶にはない個性を感じることができますよ!

やさしい味わいなので、寝る前、おやつタイムなど、リラックスしたいときにおすすめです。

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シングルオリジン⑤あさのか

あさのかはバランスのよい品種のため、ブレンド茶の基本として用いられます。フルーツのようなさわやかな甘い香りと、きりっとした渋味で、口にふくむと上品な香りを感じます。

とくに日本茶好きの方に人気が高いといわれ、おせんべい、かりんとうなど、シンプルなお菓子との相性が抜群です。

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シングルオリジン⑥かなやみどり

かなやみどりは、個性が強い品種です。力強いフレッシュな若草を思わせる味わいと、ミルクのようなサツマイモのような甘い香りを持ち、人によって好き嫌いがハッキリと別れるんだとか。

スパイシーなお料理やお菓子とも相性がよいなど、従来の日本茶のイメージからは少し離れた品種と言えるでしょう。一度ハマるとやめられなくなってしまうファンも多いです。

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シングルオリジン⑦ゆたかみどり

ゆたかみどりは、やぶきたに次いで多く作られていますが、そのほとんどは鹿児島県内のみで栽培されています。寒さに弱く、温暖な地域での栽培が適しているからなんだとか。かぶせ茶、深蒸し茶として作られることの多い品種でもあります。

やさしい甘味、まろやかなコクで、濃い緑色のゆたかみどり。数ある日本茶の中でもエピガロカテキンの含有量が多いことから、注目を集めるようになりました。エピガロカテキンは免疫細胞を活性化させるはたらきがあるんだとか。シングルオリジンのゆたかみどりで美味しく健康になりましょう!

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シングルオリジン⑧つゆひかり

甘味・うま味が強く、渋味・苦味の少ないつゆひかりは、鮮やかな緑色をしているのが特徴です。静岡県の御前崎市で盛んに栽培されているほか、日本各地に広がっています。

渋味・苦味が少ないので、普段あまり日本茶を飲まない方や、若者を中心に人気が出ているんだとか。さっぱりとして色鮮やかなつゆひかりは、見た目も映えるのが魅力のひとつかもしれません。

シングルオリジン⑨べにふうき

べにふうきは、本来は紅茶用に開発された品種です。紅茶のべにふうきも、もちろん美味しいのですが、「メチル化カテキン」を多く含むことが分かったのをきっかけに、人気を集めました。

メチル化カテキンは、体内に入ると抗アレルギー物質として作用します。つまり花粉症の症状を軽減・緩和できると言われているんです。べにふうきがメチル化カテキンの効果を発揮するのは、紅茶ではなく緑茶のときだけ。花粉の時期が近付くと品薄になりやすいことも。

シングルオリジン⑩サンルージュ

サンルージュは、鹿児島県本土から海を越え、奄美諸島の中央部に位置する徳之島(とくのしま)で栽培されています。たいへん珍しいことに赤い色の日本茶で、2011年に品種登録されたばかりの新しい日本茶なんですね。

赤い色のヒミツはアントシアニン。レモン汁を垂らしたり、炭酸水と合わせると、美しいピンク色に変化します。アントシアニンといえば、赤ワインやブルーベリーに多く含まれるポリフェノールの一種。

苦味・渋味がありますが、入れ方にちょっと気を付ければ美味しく入れられます!急須にお湯を注ぐだけでなく、新しい楽しみ方ができる日本茶として、大注目のサンルージュ。ぜひお試しくださいね!

シングルオリジンまとめ

日本茶のシングルオリジン10選をご紹介しました。いかがでしたか?気になる品種がきっとあったハズ。シングルオリジンをひとつ試したら、きっと別のシングルオリジンも試したくなりますよ♪

日本茶の世界って、こんなにも奥深いんだ…と驚くことでしょう!楽しい日本茶ライフをお過ごしください♪

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